Club mark_two

登山記録

(徳島県 塔の丸 2004.10.17)

使用カメラ SIGMA SD10 レンズ 18-50mm F2.8 EX DC & 100-300mmF4APO IF


剣山の北西に位置する塔の丸(とうのまる)標高1,713mは、馬の背のようにゆったりとした高原状の壮大な笹原の稜線が続く穏やかな山容です。塔とは「峠」を意味し、「峠の丸い山」に由来されています。また、山頂からは、剣山、次郎笈、丸石、高ノ瀬、三嶺といった名峰を全部眺めることができ、その壮大さは西日本有数の景色と言われています。
 紅葉真っ盛りの夫婦池にマークUを駐車して装備を整えてから出発です。登山口の標高は1,450mですから山頂までの標高差は263m。なだらかな上り坂で距離は約4Km。 30分程樹林の道を行くと視界が広がってきて剣山が左手後方に見えてきます。前方には気持ちのいい草原が広がっています。尾根道の左手には剣山〜次郎笈〜丸石〜高ノ瀬〜三嶺に連なる雄大な山並みがずっと見えていますが山頂までは結構距離があります。山頂に出たかなと思うとまた先があり何度か繰り返してゆくうちに山頂のピークが見えてきます。少し下ってから最後の少し急な坂を登り終えると山頂です。 山頂では、西南の方角に三嶺が堂々とした山並みを見せています。国道439号線と名頃のダム湖も見えています。台風の大雨の後なのでゴーゴーというダムの水音がここまで聞こえてきます。


行 程 所要時間
登山口出発 11:23 3時間21分
山頂

14:44

下山開始 17:03 1時間04分
登山口帰着 18:07

標高、緯度、経度
登山口 1,450m N33”52’23.51” E134”04'31.29”
山頂 1,713m N33”51’49.00” E134”02’31.00”



カシミール3Dによる夫婦池からの登山ルート展開図です。
登山道のうち2/3以上が展望が開けた快適な尾根道です。


赤い線が今回登った登山ルートです。
やぶこぎをいとわなければ、スキー場からの登山ルートもあります。


徳島県つるぎ町貞光から国道438号を見ノ越方面へ。
剣山スキー場を過ぎてしばらく走行すると塔の丸や丸笹山の登山口のある夫婦池に着きます。
国道438号は国道とは名ばかりの道路で道幅が狭くカーブも多いので運転に注意して走ってください。

塔の丸へは夫婦池の東側にある登山口から登ります。 登山口付近は紅葉が綺麗です。


木の高さが低くなってきました。剣山も見えてきて、もうすぐ尾根に出ます。


気持ちのいい笹原の尾根道です。


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塔の丸の頂上は雄大な展望が楽しめるため人気が高くて、今日も沢山のパーティが頂上を目指しています。


isizuti15.jpg 塔の丸キッチンと呼んでいる岩場です。
ここからは丸笹山(左側)や剣山(右側)がきれいに見えます。



300mmの望遠レンズで剣山を写しました。山頂ヒュッテ雲海荘や測候所のアンテナ、大剣神社が良く見えます。
(望遠レンズは重たかったです・・・。)


こちらは300mmの望遠レンズで捉えた次郎笈です。
山姿のなだらかな剣山と比べると次郎笈はピラミッダブルで険しいです。


剣山と次郎笈の2ショット。左側のなだらかな峰が剣山、右側が次郎笈。
剣山の左側に見える建物が登山リフトの終点西島神社。その左下に見える建物群が剣山登山口の見ノ越です。


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景色がいいので塔の丸キッチンで休憩していつもの温かい食事を作ります。


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食事を終えてゆっくり休憩してから出発します。前方には塔の丸頂上(左側のピーク)が見えています。


1時間ほどで塔の丸頂上に到着しました。


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塔の丸山頂はなだらかな笹原が広がっています。
前方には剣山〜丸石〜三嶺の稜線がきれいに見えています。

登山の気持ち良さと塔の丸山頂からの展望の良さに魅せられて20年以上休んでいた登山を再開することになりました。