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登山記録

愛媛県 伊予富士 2004.11.13)

使用カメラ SIGMA SD10 レンズ 18-50mm F2.8 EX DC

伊予富士(いよふじ)標高1,756mに登ります。
富士の名の付く山は全国に130山ほどあるといわれていますが伊予富士は寒風山や東黒森などの1,700m級の尾根が連なる石鎚連山の一角を構成しています。通常伊予富士への登山は旧寒風山トンネル出口にある寒風トイレ駐車場に車を駐車し、桑瀬峠を経由して登るコースが多いのですが、今回はノンストップで瓶ヶ森林道に入り最短コースでの楽々登山となりました。
行 程 所要時間
登山口出発 11:18 1時間02分
山頂 12:20
下山開始 14:39 54分
登山口帰着 15:33

標高、緯度、経度
登山口 1,551m N33”47’11.17” E133”08’47.13”
山頂 1,756m N33”47’05.00” E133”14’42.36”



カシミール3Dによる瓶ヶ森林道からの登山ルート展開図です。




西条市から国道194号を高知方面へ。
新寒風山トンネルを抜けたところで左折し一ノ谷やかたの横を通って旧寒風山トンネル口へ。ここには寒風トイレがありここの登山口からは桑瀬峠を経由して伊予富士や寒風山への登山道が通じていますが今回はさらに瓶ヶ森林道を走行して伊予富士横のお手軽登山口から登ります。
(瓶ヶ森林道は12月から冬季通行止めになります。)


瓶ヶ森林道横のスペースに他の車の通行の邪魔ならないようにマークUを駐車して身支度を整えます。


瓶ヶ森林道沿いの伊予富士登山口です。
最初は沢にそって登りますがすぐに沢を渡って左側に通路をとります。


登山口の高度が高いので、登り始めてすぐに白骨林が現れます。



20分程で稜線に出て笹原が広がってきました。
前方に伊予富士の頂上がクッキリと見えています。


木々の先には春に備えて新芽が膨らんでいるのが見えます。



isizuti15.jpg

あっけない程簡単に標高1,756mの山頂に到着しました。


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西黒森から瓶ヶ森、石鎚山方面です。
登って来た登山道がよくわかります。左下に見える舗装道路は瓶ヶ森林道。


isizuti17.jpg

こちらは、桑瀬峠から寒風山、笹ヶ峰方面。


山頂の三角点。



日が西に傾き始める頃笹原を通って下山します。


瓶ヶ森林道に下り立って石鎚山方面を見ると名物の霧が一面に立ち込めていて幻想的な雰囲気です。


2004年は台風のあたり年になりました。台風4、6、10、11、15,16、18、21、22、23号と10個もの台風が日本列島に上陸し、その中で四国が暴風圏に入った台風は何と7個にも達しました。台風10号は24時間降雨の日本記録を超える1,317mmの雨を徳島県那賀町に降らせ、台風16号は風速60m/Sを超える暴風を記録しました。四国は山岳地帯を中心に大変な被害を受けました。前の台風被害の復旧もままならないまま、また次の台風が来襲するといったことの繰り返しで、山の荒れ方はひどくなる一方でした。一つの台風では何とか持ちこたえても、これでもか これでもかと続いて来襲する台風には 持ちこたえられず被害は累積して増加するばかりで、楽しみにしていた紅葉の季節はアクセス道路が崩落していてどのルートからどの山にも登山できなかったのですが、11月になってやっと仮設道路が復旧して登山することができるようになった伊予富士に登りました。