Club mark_two

登山記録

(徳島県 津志嶽 2008.9.27)

使用カメラ SIGMA SD10 レンズ 50mm EX マクロ


津志嶽(つしだけ)標高1493.5mは徳島県つるぎ町に位置しており祖谷山系の盟主、矢筈山から黒笠山を経て東に派生するピークの一つです。尾根直下には急峻な岩壁が連なっていて、険しい山容の山として知られています。登山口から頂上までの標高差は1.000m近くあり、黒笠山などと同じように体力と気力を必要とされる山で、この山に登ることができれば四国の山は大丈夫といわれるほどです。
登山コースは一宇の久薮(ひさやぶ)からのコースのほか、黒笠山から尾根沿いに縦走するコース、片川沿いの大横から大桂の木を経由して北尾根を直登するコースなどがあります。

今回は、最も一般的な登山道である久藪から津志嶽に登ります。
行 程 所要時間
久藪登山口 9:20 3時間10分
(写真を撮りながら)
津志嶽山頂 12:30
下山開始 14:20 1時間58分
登山口帰着 16:18

標高、緯度、経度
登山口 585m N33”55’58.11” E134”03’17.20”
津志岳山頂 1,493m N33”55’41.64” E134”01’53.45”


カシミール3Dによる登山ルートの展望図です。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第172号)」

GARMINのGPSmap 60CSx によるトラックログを地図上に表示しています。


GARMINの GPSmap 60CSx によるトラックログをカシミール3Dを使ってグラフ表示しました。
総歩行距離11.381Km 累積標高差+1,328m −1,328m 
所要時間7時間23分(食事、昼寝、休憩を含む)




国道192号つるぎ町貞光で剣山の案内板を目印に国道438号に入り見ノ越方面へ。
一宇古見
を過ぎてしばらく進んだところの赤い鳥居の手前にある久藪への案内板を目印に鋭角で右折して進むと登山口に到着します。



09:00 久藪阿弥陀堂横の駐車場所に着きました。
この日は地元の方たちによる地域の草刈り作業が行われており、沢山の車が駐車しています。また、ここには水洗トイレも設置されています。
草刈作業の休憩に地域の方たちが集まって来られたので駐車のお願いをし、津志嶽登山の詳しい情報を教えていただきました。


09:20 久藪阿弥陀堂横の舗装道を上に歩きます。 09:30左手にモノレールが見えてくるのでモノレール線路に沿って進みます。


09:41 史跡 「阿波狸発祥地」
登山道と並行してモノレール軌道が設けられています。
09:50 久藪谷川の横の水車
真新しいステンレス製の水車です。
地元の方に聞くと、まだ制作途中だとか。


09:55 最終民家の石垣の横を通過。
この場所の左横に石鉄山大権現(石鉄神社)と津子嶽神社があり、モノレール軌道の終点になっています。
登山道は送電鉄塔の保守道としても使われているようで、四国電力のマークが入った木製の橋を渡ります。


きれいに手入れされた杉林を眺めながら登ります。


10:40 急坂を登りきって尾根の分岐に出ました。
右は秋葉山から十家方面、津志嶽は左に進路をとります。
11:00 津子嶽神社の鳥居


急傾斜の岩場にはロープや鎖が張られています。


11:36
成田山石鉄山奥の院分岐
登山道は送電線鉄塔の保守路や津子嶽神社の参道も兼ねているのできれいに整備されており、道案内の表示も適切にされています。


11:43 四国電力片川道158番送電線鉄塔 11:54 尾根の大屋内分岐
津志嶽方面は右に進路をとります。


12:13 尾根にあるブナの巨木
周辺にはブナの実が沢山落ちています。


12:30
快晴の津志嶽山頂

周囲は木々に覆われていますが木立越しに黒笠山が見えます。
ここから黒笠山に向かって縦走路が続いています。


可憐なツルリンドウの花と木々を彩る赤い実

前回は片川沿いの大横から大桂の木を経由して津志嶽に登ったのですが、
今回は一般的な登山道である久藪集落から津志嶽に登りました。

送電鉄塔の保線路を兼ねた登山道はよく整備されており、案内標識も
しっかりしています。 ただ、累積標高差は1,300m以上あり、
渡渉ヶ所や小さな沢筋を登る場所、それに、足場が悪い岩場もありますので
大雨の後は避け、時間の余裕を持って自己責任で登ってください。

周辺には手つかずの素晴らしい自然が残っていて驚かれることと思います。