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登山記録

(徳島県 雲早山 2008.7.21)

使用カメラ SIGMA SD10 レンズ 18-50mm F2.8 EX DC


雲早山(くもそうやま) 標高1,495.9mは、徳島県那賀郡那賀町、名西郡神山町、勝浦郡上勝町の境界付近に位置しており高城山、高丸山と共に勝浦三山と呼ばれています。付近一帯は全国でも有数の豪雨地帯で山頂には雨乞いの神である雲早神社が祀られおり、雨の恵みを受けて育つ植物の種類が豊富で、山全体が中部山渓県立自然公園に指定されています。また、北斜面一帯は国有林で、ブナの原生林127haが風景林に指定されています。
昭和56年、北斜面に剣山スーパー林道が建設され雲早山へのアクセスが簡単になりました。登山口は、雲早隧道を南に抜けた場所から剣山スーパー林道を東に2.5Km程進んだところにあります

今回は、いつもの沢沿いの雲早山登山口から登り、下りは雲早山から北西に延びる「シャクナゲ尾根」を剣山スーパー林道に向かって下ることにします。
行程 所要時間
雲早山登山口 11:21 1時間09分
雲早山山頂 12:30
下山開始 14:40 1時間13分
シャクナゲ尾根分岐 14:45
スーパー林道 15:45
登山口帰着 15:53

標高、緯度、経度
登山口 1,117m N33”54’43.96” E134”17’21.95”
山頂 1,495m N33”54’09.00” E134”17’51.00”


カシミール3Dによる登山ルートの展望図です。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び
数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第172号)」

GARMINのGPSmap 60Csx によるトラックログを地図上に表示しています。


GARMINのGPSmap 60Csxによるトラックログをグラフにしました。
総歩行距離4.075Km 累積標高差+549m −549m 
所要時間4時間33分(昼食、休憩を含む)




吉野川市山川町から国道193号に入り倉羅峠方面へ。
峠を越えて神山町の国道438号合流地点からは東へ。川又から国道438号と別れて国道193号を土須峠方面へ進みます。
岳人の森を過ぎて、雲早トンネルを抜けたところを左折し剣山スーパー林道を上勝町方面に進むと10分程で鳥居のある沢沿いの「雲早山登山口」に到着します。

他に、徳島市や、石井町から神山町役場に進み、役場横から野間林道に入り、剣山スーパー林道を経由するコースもあります。



剣山スーパー林道沿いの雲早山登山口
さすが人気の山。10台ほどが駐車中です。
11:21 雲早神社の鳥居を通って登山開始です。


最初は沢沿いに登ります。 渡渉場所。
祭壇が作られています。


ブナ林の中の急坂を登ります。


急坂を登りきると登山道は右に折れてトラバース道に変わります。 12:10 尾根にでました。
左に進むと高丸山へ3時間ほど。雲早山は右に進んで15分です。


頂上に向かって尾根を南東方向へ進みます。


12:30
標高1495m雲早山頂上です。


14:45ここからシャクナゲ尾根方面に進みます。 ヒメシャラの大木


ブナの大木の間の気持ちがいい尾根道です。


ここから右に進んでシャクナゲ尾根を下ります。 シャクナゲの群生の中を進みます。



両側が鋭く切れ落ちた痩せ尾根ですがシャクナゲがしっかり根をはっているためさほど苦労なく進めます。


15:00
谷から吹き上げる風が冷たくて心地いいです。
傾斜が緩くなったこの場所でのんびりティータイムを楽しみました。


最高気温が37℃を越えたこの日、標高1300mを越える
尾根歩きは涼しくて気持ちがいいものです。

シャクナゲは去年、今年と花つきが悪かったのですが、
表年の花期には素晴らし花街道になると思います。